ついにMac mini(M4)を購入しました。
モニター類や周辺機器も一新した上に、元々デュアルモニターであるところをトリプルモニターにもしたので、その辺りも含めてレビューしようと思います。
少々、ボリューミーな記事に、どうぞお付き合いください。

7月のAmazonプライムデーと重なったこともあり、夏のボーナスを注ぎ込みました!
この記事の見どころは?
筆者は臨床工学技士という医療職の仕事をしており、医療従事者といっても工学系の職業です。
・・・ですが、筆者自身はPCとかモニターなどのスペックなどは、どちらかというとよく理解していない側の人間です。
中途半端に工学系の知識を持ち合わせているが故に、PCやモニターの選定に四苦八苦して構築したデスク環境をお見せします。



臨床”工学”技士なので、ただ、ExcelやWordが普通に使えるだけなのですけども、看護師さんなどからは良くPCの使い方について質問されるのもこの職業の特徴ですね。
前環境の紹介
まずは、全環境のご紹介です。
システム構成的には10年前の物になります。
デスクトップPC自体は、友人に作成してもらった物です(2万円くらいだったかな・・・。)。
モニタは当時何にも知識は無く、「取り敢えず、デュアルで観れたらいいやー」くらいの感じで、1万円くらいのモニターを購入して、PCと同様に10年使用しました。
- Intel (R) Core(TM) i5 CPU 750 @2.67GHz
- 9.0GB
- NVIDIA GeForce GTX 460 (969MB)
- ストレージ:1TB(500GB×2)
- 価格:2万円くらい
【Acer】
- KA220HQbid
- 21.5 inch
- full HD
- リフレッシュレート:75Hz
- 応答速度:5msec
- ディスプレイパネル:TN(Twisted Nematic)方式
- 入力端子:DVI-D, VGA(D-Sub), HDMI
- 価格:10,954円(当時)
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もちろん、PCの構成は友人お任せで作成してもらいました笑
PC環境を一新した理由
PC環境を一新した理由ですが・・・
はい、単純に寿命が近づいてきたのが理由です。
先程も言いましたが、前環境は10年前のシステムとなっています。
元々、ジャンク品の寄せ集めで組み立ててもらったPCでしたので、組み立てた本人からも「まだ生きていたのか」と言われる始末です。
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PCも古いということは、すなわち、モニターも同様に古いということですので、夏のボーナスが近かったのでシステム全部を一新することとしました。
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あとは、21.5inch×2のデュアルでしたので、作業効率と視認性向上を計りたかったというのもあります。
デスクトップPC選定
まず、PCの選定です。
iPhoneとM2 Mac bookを所有しているので、デスクトップPCはM4 Mac miniとすんなり決まりました。
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なお、私は大学病院の教職員ですので、Appleの教育割引である学生・教職員価格で購入が可能でした。



ですので、15,000円offで購入しました。
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モニター選定の前に・・・
M4 Mac miniのポート
さて、問題はトリプルモニターへ向けてのモニター選定です。
前環境では、古いモニター故に、DVIケーブル2本によるデュアルモニターでした。
10年も時が経過して、4Kやら8Kやらと映像技術も進歩したわけですが、時代はUBS-Cによる接続が主流になってきており、DVIやVGAなどの端子は備わっていないことが多くなってきました。
今一度、M4 Mac miniのポートを確認しましょう。
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【前面】
- USB-C × 2
- ヘッドフォンジャック
【背面】
- Thunderbolt4 × 3
- HDMI
- Gigabit Ethernet
マルチモニターの仕様は?
ここで、M4 Mac miniの画像出力仕様も確認します。
条件によっては、デュアルまでしか出力されないこともあります。
- 標準解像度が最大8K/60Hzまたは4K/240Hzのディスプレイ1台をThunderboltまたはHDMIで接続する
- 標準解像度が最大8K/60Hzまたは4K/240Hzのディスプレイ1台をThunderboltまたはHDMIで接続し、標準解像度が最大 5K/60Hzのディスプレイ1台をThunderboltで接続する
- 標準解像度が最大8K/60Hz(または4K/240Hz)のディスプレイ1台をThunderboltで接続し、標準解像度が最大4K/60Hzのディスプレイ1台をHDMIで接続する
- 標準解像度が最大6K/60Hzまたは4K/144Hzのディスプレイ2台をThunderboltまたはHDMIで接続する
- 標準解像度が最大6K//60Hzまたは4K/144Hzのディスプレイ2台をThunderboltまたはHDMIで接続し、標準解像度が最大5K/60Hzのディスプレイ1台をThunderboltで接続する
- 標準解像度が最大6K/60Hz または4K/144Hzのディスプレイ2台をThunderboltで接続し、標準解像度が最大4K/60Hzのディスプレイ1台をHDMIで接続する
さて、今回筆者はトリプル環境にする予定でしたですが、上記条件と照らし合わせます。
シングルやデュアルならメインモニターは8Kモニターまで対応できますが、正直6Kや8Kまでは不要ですし、4Kでも文字サイズ問題もあるので、全てのモニターを4Kにする必要性は無さそうと判断しました。
となると、メインモニター4K、サブモニター①4K、サブモニター②4Kの4Kモニター3台体制だとてもし、Thunderbolt×2とHDMI×1でトリプルの条件を満たします。
改めていう必要はないと思いますが、実際はThunderbolt対応モニターではなく、USB-C対応モニターで選定します。
筆者のPC使用用途は?
最後にPCの使用用途について確認します。
モニターを選定する上で使用用途は重要なfactorとなります。
筆者はブログ執筆、資料参照、動画視聴が主な使用用途となります。
FPSゲームをしたり、動画編集やプログラミングをしたりすることもほぼないでしょう。
ですので、240Hzなどの高リフレッシュレートモニターなどは不要ですが、写真やPDF資料はかなり閲覧するので解像度はケチらずに購入したいところです。
とはいえ、流石にサブモニターにまで4Kは求めなくても良さそうです。
メインモニターくらいは4K対応にしようと考えました。
メインモニター選定
メインモニターの選定条件
さて、メインモニターの選定ですが、以下を条件としました。
ちなみにモニターサイズについて、職場に設置されているモニターを参考に見て回っていたのですが、これまで21.5inchのデュアルで過ごしてきたこともあり、24inchでもそれなりに大きく感じていました。
ですので、30inch以上は今のところは不要だな・・・ということで、メインモニターは27inchで選定することにしました。
この辺りは好みで32inchやウルトラワイドモニターもアリですね。
- サイズ:27inch
- 解像度:4K
- リフレッシュレート:60Hz以上 → ゲームはしないので100Hzまでで充分
- USB-C対応 → 映像入力端子として
- 内部スピーカー:外付けを所有しているため有無は問わない
選ばれたのは・・・
メインモニターで選ばれたのは・・・
【DELL】S2725QC-A となりました。


DELLである理由は、単純に編集部と友人の勧めとなります。
流石の筆者でもDELLで文句はありませんでした。
DELLはドット抜け1つでも交換できるという保証体制というのも良いところです。
- 27inch
- IPS, 非光沢(アンチグレア)
- コントラスト比 1500:1
- リフレッシュレート:100Hz
- 色域:sRGB 99%
- 内蔵スピーカー:5W×2
- 映像用端子:USB-C ×1(65W PD対応), HDMI 2.1×2
- USBポート:【背面】USB Type-A ×1(ダウンストリーム)
【ポップアップポート】USB Type-A ×1, USB-C ×1
27inch/4Kモニターの注意点
4Kモニターを購入しようと思っている方は注意点があります。
MacはRetinaスケーリングという技術が使用されていますが、このRetinaスケーリングだと27inch/4Kモニターというのは実は微妙なのです。
擬似解像度とも呼ばれますが、MacOSでは論理ピクセルと物理ピクセルで分けて考えるのですが、Retinaスケーリングでは、「実解像度×1/2=擬似解像度」が最適とされています。
27inch/4K(3740×2160)の場合full HD(1920×1080)が最適となり、文字がデカくなり作業領域が狭くなり、27inchだと4K設定だと文字が小さくなるという現象に陥ります。
結局、私の作業的にはWQHD(2560×1440)に落ち着きました。
ただし、27inch/4KモニターでWQHD(2560×1440)表示にすると、
3840×2160物理解像度に2560×1440を無理やりスケーリングすることなり、処理上(内部的に)は「5120×2880で描画 → 3840×2160に縮小」という工程が走るので、GPU負荷が増える(電力効率・パフォーマンス低下)、若干の滲みや描画のズレが起こる可能性がある、フォントやUIが“完璧にシャープ”ではなくなる
・・・ことに注意します。
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27inchモニターを選定する場合は、4KにこだわらないのであればWQHDモニター、もしくは予算に余裕があれば5Kモニターが良いと思います。





ここの話はサラッと終えましたが、擬似解像度の話だけで記事書けそうですね。・・・考えておきます。
サブモニター①選定
サブモニター①の選定条件
続いて、サブモニター①の選定です。
27inch×2のデュアルでも良かったのですが、トリプルにしたかったので、サブモニター①はメインのワンサイズダウンの24inchにします。
また、このサブモニター①は縦置きで使用することを想定しました。
4KではなくWQHDという点以外はメインと同様の条件でしょうか。
- サイズ:24inch
- 縦置き使用を想定
- 解像度:WQHD
- リフレッシュレート:60Hz以上 → メイン同様に100Hzまでで充分
- USB-C対応 → 映像入力端子として
- 内部スピーカー:外付けを所有しているため有無は問わない
選ばれたのは・・・
サブモニター①で選ばれたのは・・・
【LG】24U631A-B(23.8inch)となりました。


こちらはDELLではなくLGにしたのは、「サブ①は動画と資料をメインに映すだろうし、LGの方が映像キレイそうだな」という筆者の浅はかな考えから異なるメーカーのモニターを揃えることとなりました。
キレイな映像が映れば良いんですよ!
・・・お前、本当に臨床工学技士か?というような発言ですが、情報分野が苦手な臨床工学技士です、ハイ。
- 23.8inch
- IPS, 非光沢(アンチグレア)
- コントラスト比 1000:1
- リフレッシュレート:100Hz
- 色域:sRGB 99%
- 内蔵スピーカー:なし
- 端子:USB-C ×1(15W PD対応), HDMI ×1
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10年近くfull HDで過ごしてたため、WQHDで充分とも思いました。
あと、やはりLGは映像がキレイというレビューが多いですね。
次メインを購入するときはLGにしようかなとも考えてしまいます。






サブモニター②選定をしたかったが・・・
最後にサブモニター②の選定・・・と行きたかったところですが、残念ながら今回の予算オーバーとなります。
メインモニターの右側にサブモニター②を縦向きに置く予定でした。
・・・まぁ、サブモニタなので使い古した21.5inch(full HD)でもまだいける!と判断し、3枚目のモニターとして配置しました。



後述しますが、サブモニター②は今後購入予定としています。
ついにトリプル環境へ!!
お古のサブモニター②を配置してついにトリプルモニター環境が完成しました。
モニターアームも購入できておらず、21.5inchですのでギリギリ横向きで配置できました。
ちょっと右側がデスクからハミ出ていますが、まぁ良しとします。
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ちなみに・・・
お古の21.5inchモニターが1台余っていますが、そのモニターの行方は・・・
娘用のモニターとなりました!!
というのも、娘は妻のお古のiPhoneで動画を視聴するのが日課なのですが、如何せん画面と顔が近いのです。
そこで、iPhone画面をモニターに出力してあげることにしました。
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今後、追加で購入予定 —サブモニター②を求めて—
今回は予算不足でサブモニター②が購入できませんでした。
サブモニター②は冬のボーナスか、秋ぐらいに購入しようと思います。
検討中のモニターは、現在メインで使用中のMacbookのサブモニターとしても持ち運べるようにしようと考えています。
つまりは、モバイルモニターですね。
用途はMacbookのサブモニターを想定しているので、主に資料参照に使用しようと思っています。
当然、持ち運び想定のモバイルモニターですのでサイズは小さめになります。
問題となるのは・・・アスペクト比です。
今回は詳細を割愛しますが、解像度はWQXGA(2560×1600)を検討しています。
さて、WQXGAを選定する理由とは・・・。



現在、検討中のモバイルモニターです。






さいごに
Mac min(M4)購入を契機としたトリプルモニターの構成について説明しました。
今回、モニターアームなどの話もしたかったのですが、残念ながらボリュームの都合で別記事で紹介します。
実は、Mac miniの拡張ストレージやドッキングステーションなどがまだ購入できていませんので、PC周辺アクセサリーとして紹介させていただければと思います。
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