【修理費用は?】画面割れiPad Proの修理体験(Apple Care+未加入者)

今回は私物のiPad Pro 11インチ(第3世代/2021年発売)の画面が割れてしまったため、画面修理にいたるノウハウや体験談、結果的にいくらかかったのかをお話ししたいと思います。

編集部

iPhoneはよく落とすので日本製のガラスフィルムを使用してこれまで何度も助けられていたのですが、iPadは大丈夫だろうという慢心がこの結果に。。。

目次

画面割れしたiPad Pro 11インチ(第3世代/2021年発売)

今回画面が割れてしまったのは2021年に発売されたiPad Proの11インチモデル。
Apple M1を搭載し第3世代に分類されるまだ比較的新しいモデルです。

iPad Pro 11インチ 第3世代 256gb セルラー版(A2459)

それがあろうことか今回画面が粉々に・・・。
具体的には家の中で物を落としてしまい、それが運悪くiPadの画面を割るほどの衝撃だったと。

編集部

ベッドの下にiPad落とすとか何時ものことでしたが割れたことなかっので丈夫だと思ってたんですけどね。。。

画面割れiPad 症状の実例

実際に割れたiPadの画像がこちら。

症状

表面ガラスが粉々に割れて、内部基盤も一部露出

動作状態

画面内部に線が入ってしまい、正常に表示されなくなっている。

左の角に鋭利な角からものが落ちてしまい、iPadの内部基盤が一部露出するほどの衝撃を受けました。

そのため表面のガラス面だけでなく液晶部分にまで破損が及んでしまい、一切の画面表示ができなくなってしまいました。

【絶望】バックアップができていない

画面が割れてしまったのにも落ち込みましたが、これは最悪お金で解決できます。

問題なのはここまで割れて液晶が表示できなくなってしまったことにより、一切の操作ができないことです。それによりバックアップを取ろうにもパスワードが入力できずどのバックアップのルートも利用できなくなってしまったのです。

iPadとMacをUSBで繋ぎコンピュータを信頼するにはパスコードの入力が必須
液晶表示されなかったらできないよこれ。。。
MacとiPadをつないでバックアップする様子(画面修理後)
最終バックアップが去年だった。。。
編集部

普通iCloudを通してバックアップしたり、Macに繋いでバックアップしたりするものでしょうがおろそかにしていました。
Macに繋ぐにもパスワード(パスコード)が入力できないとデータを移行できないのは盲点でしたね・・・。

いっそのこと買い換えも検討したが。。。

今回いっそのこと新しいiPadを買う選択肢もありましたが、「データはなんとか残したい」という思いはありました。

そのため今回は修理の一択かなぁと。

それに壊れたのは2021年発売のiPad Proとまだまだ性能的(M1)には不足はなかったこと、激しい円安で購入当時と比較しても値段がむしろ上がっている(?!)という衝撃的な事態に見舞われていたからです。

2021年に新古品を購入した当時の価格
これに楽天ポイントが結構ついたお得な買い物でした。
2024年7月に型落ちとなった同じ製品を買うのに必要な価格
編集部

購入からもうすぐ3年経っても、円安による価格高騰でポイント加味してもほとんど値下げされてないどころか下手したら値上がりしてるのは衝撃でした。3年実質タダで持ってるのと変わらんやん。。。

2021年度モデル【第3世代】iPad Pro 11インチ Wi-Fi+Cellular 256GB
の中古相場

編集部

現行のモデル(Apple 11インチiPad Pro(M4))は円安で無茶苦茶高いです。。。未だMacにすらないM4チップ搭載で気になるところではありますが。

iPad Pro 画面修理の値段は?

というわけで画面割れのiPad Proを修理する運びとなりました。

しかし「これは最悪お金で解決できる」などと強気になってみたものの、いったいいくらぐらいするんでしょう。。。
実際に調べていきました。

【手段①】Appleの正規サービスで直す

iPadの画面修理と聞いて真っ先に思いつくのはAppleの正規修理サービスでしょう。

Appleユーザーなら必ずもっている(であろう)Apple IDでログインした状態で、所持する製品詳細から修理サービスのお申し込みをすればトントン拍子で修理のサービスを受けることができます。

Appleの修理 公式

具体的には「Apple Store」あるいはビックカメラやカメラのキタムラが経営する「Apple正規サービスプロバイダ」などに持ち込む、あるいはApple指定の配送業者に集荷をお願いするなどがあります。

Apple サービスとサポートへのリンク

正規の修理サービスのお値段は?

さて肝心の修理にかかるお値段ですが、これは人によります。
というのもApple Care+に入っているかいないかで値段が大きく変わるのです。

iPad のApple Care+
Apple正規サービスプロパイダ(ビックカメラ)のiPadの修理料金

以前はApple Care+は加入しても2年間までの保証でした。なので使いたい頃に使えないということが往々にしてあったのですが、今は月額プランに加入を続ければ補償を継続することができます

そしてどうやら、

Apple Care+にさえ加盟していたら、今回私のiPad Pro第3世代は4400円(税込)で直すことができたようです。

Apple Care+自体にそれなりのお金はかかりますが、画面修理代としては結構安いなと正直に思いました。

しかしながら私はApple Care+なんて加入しておりません😇」

なので補償外修理という値段になるわけですが、それがお値段なんと

税込94800円

いやその値段払うなら新しく買い直すわ😡
(というか新古品買った時より高いのだが?!)

ということでこの選択肢は無しとなりました。

正規の修理サービスのメリット・デメリット

今回は採用しませんでしたが、Appleの正規プロパイダサービスのメリットとデメリットに触れておきます。

メリットとしては、正規サービスの安心感と、正規の部品が使えることです。

一方でデメリットは

Apple Care+がないと高額な修理費のうえ、修理の際にバックアップが必須でデータは初期化されます・・・

などがあります。メリットとデメリットをうまく天秤にかけてもらえたらなと思います。

編集部

正規料金の高さには悩ましいところですが、サービスの質が一番高く正規品を使った修理が可能なため普通は第一選択肢だと思います。
私も無償のバッテリー交換や、製品保証期間内の機能不全の際は持ち込み修理を依頼した経験があります。

【手段②】自力で直す

今回前向きに検討していたのが、自力で直すという手段。

というのも先に触れた「バックアップができていない」「正規の修理代金が高すぎる」欠点があまりに大きかったから。

それに私は過去にiPhoneの画面割れを自力で修理した経験もあったので「修理の動画さえ見てればいけるのでは」という謎の自信もありました。

編集部

普通の人には考えもつかないでしょうが、適切なパーツを買う能力と、画面を剥がす技術さえあれば一番安上がりな方法です。

修理の様子は近年ではYouTube上にいくらでも紹介されています。

動画を見ればわかると思いますが、作業の大部分は画面の剥離(両面テープの剥離)となります。
お手本の動画通りに、断線してはいけない箇所に気をつけながら画面を取り外し、新しい画面に交換します。

自力で直すのにかかるコストは?

自分で直すのでコストとしては安いです。交換する液晶画面と剥離に必要な機材を揃えるだけで済みます。

Amazon楽天などでは自分の所有するiPad Pro第3世代(A2459)用の液晶画面が交換用パーツとして売られており、剥離に必要な機材もキットで販売されています。

編集部

日本国内のECサイトで一番売れてそうなのがこの「Kayyoo iPad Pro 11 インチ(第3世代)2021年モデル 適用 フロントパネル 液晶パネル A2459 A2460 A230」でした。

このKayyooというブランド名、販売する「‎深センカディシ電子会社」という会社が検索に載らないのはいささか不安ではありましたが、このiPadに限らず70種類以上の交換用液晶パネルをAmazonで販売する会社のようですので会社の規模的にはおそらくは大丈夫なのかなぁ・・・と。

なおストアフロントから一応住所も調べてみましたが、Google Mapでは出てきませんでした。。。
ストリートビューの写真からはまぁまぁの市街地にあるのでそれなりの会社。。。であると思いたいところですね。

一応こちらの製品で「税込37000円〜」です。
自分で修理する手間暇を考えても94800円の正規修理料金と比較したら半値以下なので国内のECサイトを使うならこの方法が良さそうです。

しかし同時に液晶パネルとはいえ37000円は少々高いという感想も抱きました。

編集部

iPhoneなどと違ってiPadは数が出ない影響か国内ECサイトでは競合がなく安いパネルがないんでしょうね・・・。

そのため一応もっと安いパネルがないかも探してみました。

この手の電子機器は今や東京秋葉原ではなく中国深圳が本場です(残念なことに)。

中国系のECサイトならより安価に手に入るだろうと、言わずとしれたAliExpress(アリエクスプレス;アリババのECサイト)を探して見つけた比較的まともぽいのがこちら。

AliExpress のiPad Pro 交換用ディスプレイ

AliExpressには「タッチパネルのみの製品」などもあるようなので注意してください。
iPad Pro 3rdは液晶パネル一体型のみだとは思いますが。。。

一応こちらの製品だと16437円で、しかも個人輸入にも関わらず送料無料
・・・とそれなりに良さそうではありました。

日本のECサイトだけでみてるより半額以下で買えるのは個人輸入のメリットではありますね。

しかしレビュー等で製品に気になる点があったのと、販売業者が先の会社以上に不明、トラブルや補償が不安、そして個人情報漏洩など中国系ECサイトはやはり使いたくないなどの理由でこちらは無しとなりました。

編集部

パネルもいつ届くかわからないですからね。
早めに直したかったのもあります。

AliExpressのレビュー

メリットとデメリット

メリットとしては先に挙げた通り、圧倒的な安さ

があります。先に述べたように個人輸入などを駆使すればさらに安価に修理ができるでしょう。

一方自力で直すことのデメリットはこのようなものであります

  • パーツは自分で揃えなければならない(買い間違え、製品不良などのリスク)
  • 修理保証が受けられなくなる
  • 画面を剥がすのは結構大変で時間がかかる
  • 修理の過程で壊してしまうリスクがある
編集部

ぶっちゃけると「ブログのネタにもなるし自分で直すか」と真剣に考えていました。ですが他の方法のメリットとデメリットを比較した結果今回はやめました。

【手段③】非正規の修理店で直す

自力で直すという選択肢とまだ比較的信用できそうな国内のEC(Amazon)を使いたいということでとりあえず税込37000円が一つの修理コストの目安となりました。

しかし念の為非正規で修理を請け負っている修理専門店の価格を調べていきました。
どうせ正規品ではなく非正規のパネルを使うのですから業者に頼めるならそれが一番かなと。

とりあえず地元で、修理ショップをひたすら検索して調べました。
そして結果的に一番安そうだったのがこのお店

iPad修理救急便

でした。

iPad修理救急便での修理体験

「iPad修理救急便」はどの店舗も駅近であり、店舗数も多く、地域最安値を目指しているという触れ込みにもある通り、地元の中では「たしかに最安値かもしれない」という値段設定でした。

iPad 修理救急便

価格としては45800円(執筆時点)するので、自分で交換するよりは8800円ほど高くなってしまいます。しかし、

  • よくわからない中華業者から液晶パネルを買って失敗するリスクや個人情報の漏洩を防ぎたかった
  • そもそもパネルを外すのが難しいし時間がかかる
  • 不慣れだから自分でやると失敗するリスクがあるが、業者に頼めば失敗しても業者の責任

それらを考えると8800円の追加費用は割とアリなのではないか・・・?🧐

しかも液晶パネルの補償もあるなら。。。という心境になりまして今回はこちらの店舗での修理を依頼しました。

編集部

単純に自分の時給と作業にかかる時間からも十分ペイできるなと思いました。あと金さえ払えば業者に責任をなすりつけられるのも大きかったです。

修理の流れ

修理の流れとしては、実店舗に修理するiPadを持ち込みそこで症状や料金の確認をとります。
一応予約した方がベターでしょうが、私は予約もなしにいきなり持ち込みしましたがすぐに応対してくれました。

店頭では

「こちらの店舗では対応できないので、別の店舗に発送してからの修理となる」
「修理にかかる期間はおよそ一週間ほど」
「修理費用は公式Webにある通り45800円」
「修理の過程で基盤交換など別の修理が必要と判明したらご連絡します」

などの応対を受けました。店員さんは丁寧で割と親切な印象でした。

店舗数は多いですが私の行ったお店は店員が一人だけみたいで、実質的にiPhoneのみの修理をしている店舗のようでしたね。

同意書や連絡先を記入し、支払いは預けて修理完了後でしたので前金も不要でした。

そうして預けてから5日後には修理を終え店舗に戻ってきたという連絡が入りました。
夕方に伺ったのでそこから店舗間で修理のための発送をして戻ってくるまでの時間を考えると相当早く修理が終わったようです。あまりに早かったので何かトラブルがあったのかなと冷や汗ものでした笑

連絡を受けた翌日、動作確認を実地で行い、問題ないと判断してお金を支払い無事直って帰ってきました。
大きな金額ですがクレジットカードも利用できるのでポイントも貯まり安心ですね。

そして心配だったiPad内のデータも初期化もされず元のまま帰ってきました

編集部

明瞭会計でしたし、この辺りは実店舗も多い大手らしくいいサービスでしたね。次回割引クーポンや動作補償の案内もしっかり受けました。

交換した液晶パネルの品質は?

修理して戻ってきたiPad Pro(第3世代)

現状エラーも何事もなく稼働しております。
社外品を使ってるので警告表示とかあったら怖いなと思いましたがそちらも心配ありませんでした。

ドット抜けなどは見当たりませんでしたし、タッチパネルの感度も正常です。
色味も変わった印象もなく全体的には前の感覚そのままです。

気になるのは120Hzのリフレッシュレート(ProMotion機能)がどうなのかですが、こればかりは判断がつきません。
またApple Pencilの第二世代を持っていないので筆圧とかズレとかは検証できておりません。

なお実店舗を見た時、iPhoneの修理などには「NCC Soft OLED Display」などを使用しているように見えました。
相変わらず詳細な会社情報が不明ですが、サイトデザインも洗練されてますし、ラインナップもしっかりしてるので一応はそこそこ大きいベンダーの製品を使用してるのかなと楽観視しております。

動作確認や製品補償があるとはいえあくまでも非正規の修理サービスです。
ご利用は個人の責任のもと行なってください。

他の非正規修理店の情報

iPad修理救急便も店舗数が多くて便利でしたが、近くにない方には「ダイワンテレコム」もおすすめです。

こちらも全国50拠点の店舗数を誇り、近くにある場合参考になるかもしれません。
そしてこちらのお店のいい点は郵送修理にも対応していることですね。

実店舗も郵送も対応しているのは大きな強みだと思います。
値段もiPad修理救急便と一緒でした(送料を加味したら少し高い)。

なおこの記事を書く際に改めて調べていたらより安い店、しかも郵送修理対応(限定)のお店「スマホ修繕堂」を発見してしまいました。

スマホ修繕堂
スマホ修繕堂 スマホ・タブレット・ゲーム機の修理はスマホ修繕堂へお任せくださいスマホ修繕堂はパーツの品質を誤魔化しません今ではスマートフォンの第三者修理は一般的になり、多くの...

全ての商品を比較したわけではないですが、お近くに店舗がない場合郵送型も選択肢としてありかもしれませんね。

【未確認】画面割れiPadで火災保険が使えるかも?

ネットで調べた中では「火災保険(家財保険)でiPadやiPhoneの画面割れが修理できる」という情報もありました。

今回は物を落としたという過失があったわけですが、「重大な過失」に当たるかと言われたら微妙な線引きだと思いますし、家の中の事故ということもありもしかしたら補償の対象であったかもしれません。

ただ今回は「できればデータを残したい」という気持ちから正規の修理業者を通さずに修理する流れとなったので結局使いませんでした。
もしかしたら非正規のところでも見積書等発行してくれたらできるのかもしれませんが、そこまで考える余力がありませんでした。一応レシートはとっていますがもう修理しちゃいましたからね。。。

編集部

保険ってこういう「まずは連絡するというハードルが高い」から結局使わないんですよね・・・。勿体ないことしたなと思います。

まとめ

まとめです。

現状でiPad Proを正規サービスで直そうとしたらApple Care+がないと高すぎて、仕方がなく液晶パネルを自分で交換しようとしたら思ったより非正規の修理店との価格差がないことに気がつき、「iPad(iphone)修理救急便」を利用して45800円の修理費用がかかりました。

そして早速iPadにもガラスフィルムを貼ることにしました。

編集部

高い勉強代でした😭

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この記事を書いた人

CE LIFE管理人です。
ガジェット系商品のレビュー、投資や自己啓発、副業のブログ運営に関することなどあらゆるジャンルについて気ままに執筆していきます。

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