皆さんは、iPhoneやノートPC、タブレット端末の充電が「もっと速く充電されないかな・・・。」と思ったことはありませんか?
今回はそんな読者の皆様に、タイトル通りのピカチュウモデルの急速USB充電器をご紹介するのと合わせて、充電についての知識を解説したいと思います。
今や世界的なキャラクター ピカチュウ
ピカチュウと言えば、国民的・・・いや、世界的にも大人気アニメ”ポケモン”のサトシの相棒ですね。
残念ながら、サトシを主人公としたポケモンシリーズは、2023年3月24日の放送をもってサトシは引退となりました。
しかしながら、それでもなお愛されているのがピカチュウなのでしょう。
私の娘にもピカチュウの服やおもちゃを買っています。
今では、チビチュウとデカチュウと共に寝ています。
ピカチュウと充電器・・・?
・・・で、何故充電器の話なのにピカチュウが出てくるのかといいますと、充電器や充電ケーブルでお馴染みの「Anker社(アンカー)」がピカチュウデザインの急速USB充電器を発売したのです。
モデルはピチュー、ピカチュウ、ライチュウの3種類が販売されており、その進化に合わせて最大出力が異なります。
今回はこのピカチュウモデルの高速USB充電器をご紹介します。
ポケモンデザインの急速USB充電器:Anker社HPより
https://www.ankerjapan.com/pages/anker-pokemon2022
選ぼう充電のパートナー
“選ぼう充電のパートナー“のキャッチコピーで販売されています。
自身の目的に合った最高の相棒を仲間にしましょう。
ピチューモデル 20W
ピチューモデルは、コンパクトながら最大20Wもの出力を持っています。
通常のiPhoneであれば、このピチューモデルで最速充電が可能となっています。
Anker社調べで通常の5W出力の充電器と比較して3倍の充電速度を誇ります。
- コンパクトながら最大出力20W(通常の5W出力比較して3倍の充電速度)
- USB-C×1
- ノートPCをフルスピードで充電するには出力不足(少なくとも30W必要)
ピチューモデル:Anker社HPより
スマートフォン、タブレット端末
- 入力:100-240V 0.6A 50-60Hz
- 出力:5V=3A / 9V=2.22A
- 重さ:30g
- ポート数:USB-C×1
- 最大出力:20W
- PowerIQ 3.0 (Gen2) 対応
- USB PD対応
本製品はスマートフォンやタブレット端末での充電器を想定して設計されています。
MacBookなどのノートPCを充電出来ないわけではないですが、フルスピードで充電するには少なくとも30Wの出力を備えた充電器が必要です。
ピカチュウモデル 65W
お待たせしました、ピカチュウモデルの紹介です。
このピカチュウモデルの最大出力は65Wとなっており、3つのポートでの3台同時急速充電が可能となっています。
例えば、MacBook Air、iPhone、ワイヤレスイヤホンの3台同時充電が可能です。
Anker最新の独自技術「GaNPrime」にて、複数ポートへの充電の最適配分機能が備わっています。
- コンパクトながら最大出力65Wであり、3台同時急速充電が可能
- USB-C×2、USB-A×1
- ノートPCもフルスピードで充電が可能 ※ハイスペックPCだとまだまだ
ピカチュウモデル:Anker社HPより
スマートフォン、タブレット端末、ノートPC
- 入力:100-240V~1.8A 50-60Hz
- 出力(単ポート使用時):USB-C … 5V=3A / 9V=3A / 15V=3A / 20V=3.25A (65W MAX)
:USB-A … 4.5V=5A / 5V=4.5A / 5V=3A / 9V=2A / 12V=1.5A(22.5W MAX) - 出力( 2ポート使用時):USB-C (2ポート同時) … 合計MAX 65W
:USB-C (上部) + USB-A … 合計MAX 65W
:USB-C (下部) + USB-A … 合計MAX 24W - 出力( 3ポート使用時):合計65W MAX
- 重さ:132g
- ポート数:USB-C×2、USB-A×1
- 最大出力:64W
- PowerIQ 4.0対応
- USB PD対応
ライチュウモデル 120W
そして最後に、ライチュウモデルの紹介です。
ライチュウなだけあり、最大出力は120Wとパワフルです。
当然ながら3つのポートでの3台同時急速充電が可能であり、単ポート使用の場合でも最大100Wの出力が得られますので、MacBook Pro 14インチなど、ハイスペックPCへの急速充電をしたい方へオススメの充電器となっています。
ピカチュウモデル同様にAnker最新の独自技術「GaNPrime」にて、複数ポートへの充電の最適配分機能が備わっています。
- USB Power Deliveryに対応し、合計最大120W出力が可能なパワフルな充電器
- 3台同時急速充電が可能
- USB-C×2、USB-A×1
- ポートでの最大出力は100WでハイスペックPCへの急速充電も可能
- ただし、少し重いのが難点か
ライチュウモデル:Anker社HPより
スマートフォン、タブレット端末、ノートPC
- 入力:100-240V~1.9A 50-60Hz
- 出力(単ポート使用時):USB-C … 5V=3A / 9V=3A / 15V=3A / 20V=5A (MAX 100W)
:USB-A … 4.5V=5A / 5V=4.5A / 5V=3A / 9V=2A / 12V=1.5A (MAX 22.5W) - 出力( 2ポート使用時):USB-C (2ポート同時) … 合計MAX 120W
:USB-C (上部) + USB-A … 合計MAX 120W
:USB-C (下部) + USB-A … 合計MAX 24W - 出力( 3ポート使用時):合計MAX 120W
- 重さ:187g
- ポート数:USB-C×2、USB-A×1
- 最大出力:64W
- PowerIQ 4.0対応
- USB PD対応
100W出力をご利用の場合は100W対応のケーブルが必要です。
【#選ぼう充電のパートナー でツイートしよう!】
Anker社の公式にも記載されているのですが、「#選ぼう充電のパートナー”でツイート(ポスト)しよう!」と宣伝されています。
皆さんも充電パートナーを選んで、ツイート(ポスト)しましょう。
ポケモンデザイン急速充電器の特徴
Anker独自技術「GaNPrime」
Anker社の充電器には、”GaNPrime(ガンプライム)”とはAnker社独自の充電テクノロジーが導入されています。
“GaN”とは窒化ガリウムのことであり、近年ではシリコン半導体に代わる次世代半導体として注目されています。
GaNはSiよりも高い絶縁破壊強度、高い熱伝導率、速いスイッチング速度、etc…と非常に優れたデバイスとなり得ます。
元々GaNは青色LEDのために開発された半導体なのですが、Si半導体よりも3倍ももバンドギャップエネルギーを持つので、高出力/高周波エネルギーを扱う領域で用いられています。
最近では衛生やレーダーなどの宇宙工学領域で活躍しています。
そんなAnker社のGaNPrimeテクノロジーですが、4つのポイントをご紹介したいと思います。
- Innovative application of GaN:革新的な応用
- PowerIQ 4.0
- ActiveShield 2.0
- Compact architecture design:コンパクトな設計
Anker社Youtubeより抜粋, https://youtu.be/B1633bszhgM?si=ujMUNubd4jvrrF29
GaNPrime
バンドギャップエネルギーに関しては、より専門的な話になりますので割愛させていただきます。
バンドギャップエネルギーが大きいと、電気的な意味で様々な動作制御を行えるようになるということです。
Innovative application of GaN:GaNの革新的な応用
GaNを導入することにより、Si半導体を使用した充電器と比較して、小型化したにもかかわらず7%以上のエネルギー消費を節約が可能です。
また、充電効率が95%とも言われているのです。
GaN:Anker社Youtubeより抜粋, https://youtu.be/B1633bszhgM?si=ujMUNubd4jvrrF29
PowerIQ4.0
こちらもAnkerの独自技術の”PowerIQ”ですが、 USB-Cポートに接続された機器に合わせて最適かつ最速充電スピードで充電されるようにする規格です。
Power DeliveryやQualcomm Quick Charge等の充電規格と互換性があります。
これまで、PowerIQ(無印)からPowerIQ4.0まで改良されており、世代ごとに最大出力がアップしてきており、最新のPowerIQ4.0では最大出力が100W以上となっています。
PowerIQ:Anker社HPより
PowerIQ4.0からは「Dynamic Power Distribution」という機能を搭載しています。
充電のために接続された各USB-Cポートで、デバイスに必要に応じて最適な電力配分を実施する機能です。
各デバイスの必要な電力は電源ICが毎秒感知し、電力を最適かつ流動的に配分し続けることで、機器の充電を効率化することが可能となり、充電時間を短縮することができるのです。
まさに、「同時急速充電」と言えるでしょう。
Dynamic Power Distribution:Anker社HPより
上図で確認できるように、スマホとLaptopの同時充電をモデルにしていますが、スマホ側の必要電力が下がった分、Laptopへ電力が配分されるように制御されています。
ActiveShield 2.0
元々、「ActiveShield」という温度管理機能が備わっており本体温度を制御していたのですが、「ActiveShield 2.0」としてアップグレードされています。
従来のVer1.0よりも監視回数は2倍以上に・・・1秒間に35回、1日に換算すると300万回もの温度管理モニタリングをしています。
用は、最大出力が高くなったので、より温度管理と制御をすることで安全性を高めました、ということです。
ActiveShield 2.0:Anker社HPより
Compact architecture design:コンパクトな設計
最後のGaNPrimeの特徴の紹介は、その充電器のコンパクトさです。
まず、電源ICについてですが、従来は一体型の電源ICを使用していたのを、GaNPrimeでは制御ICとGaNトランジスタの分離配置を実施しています。
次にPCBA 3D スタッキングといい、チップの分散配置が可能になったから生まれた空間を有効利用し、チップ以外の電子部品配列をスペースの無駄なく活用されています。
こうして回路構造が最適化されることにより、従来の充電器と比べて高出力なのにも関わらず、小型化を実装することができたのです。※同電力の一般充電器で比較して、40-50%程度小型化に成功。
ActiveShield 2.0:Anker社HPより
チップの分離配置(左)、PCBA 3D スタッキング(右)
唯一残念なのが、モバイル充電機能がないことですね。
せっかくピカチュウを謳っているのですから・・・。
【おまけ】
最後にAnker社製品とは関係ないのですが、目を惹かれる商品がありました。
ピカチュウのACアダプタです。
ピカチュウがコンセントにハマってしまったように見える「おしりシリーズ」の1商品なのですが、とても可愛いです。
最大出力2.0Aで、100-240V対応なので海外でも使用可能です。
ただし、先ほどのAnker社のピカチュウモデルに比較すると充電速度は普通です。
Hamee社HPより:https://hamee.co.jp/news/product/detail/id%3D6943
ピカチュウACアダプタ
ポケモンモデル製品まとめ
黄色いだけで価値がある!!
ポケモン好きの筆者も3種類とも揃えようとしています。
ピチューモデルだけでも充分そうですが、やはりブロガーとしてはMacなどのノートPCの充電も必須なので、ピカチュウモデルを第一選択としたいものです。
“黄色いだけで価値がある!!”なんて言わせないような性能があると考えます。
皆さんもポケモンモデルの充電器・・・欲しくなりましたか?
是非、購入しましょう!!
さて、最後はお決まりの・・・
ポケモンモデルの充電器、GETだぜッ!! ピッピカチュウ~!!
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