この記事は2024年5月13日にBenQから新しく発売されたモニターライト「ScreenBar Pro」のレビュー記事です。
発売日の翌日早速購入しましたので開梱設置、レビューをしてみました。
端的にいって今回のモデル、従来のモデルを不満点を解消した完全体です!
今から買うなら間違いなく「Pro」モデルが買いです!
ScreenBar Pro 新商品の概要と発売日
「ScreenBar Pro」は、2024年5月13日に日本で発売されたばかりのBenQ Smart Lightingの最新モデルです。
デスクワークや趣味の時間を過ごす際に、目に優しい快適な環境を提供する最新のモニターライトです。
この製品は、従来のモデルと比較して多くの改良が施されており、特に自動点灯・消灯機能、広い照明範囲、そして自然に近い光を実現する高い演色評価数(Rf>96)が特徴です。
本記事では、モニターライトそのものについての詳細と、この商品の特徴を詳しく解説しながら、「ScreenBar Pro」がどのようにあなたのデスク環境を向上させるかを見ていきます。
そもそもモニターライトって?
モニターライトは、主にコンピュータモニターの上部に取り付けられるライトで、デスク周りの照明を改善するためのデバイスです。
モニターライトの主要な特徴と利点
モニターライトの特徴やメリットをいくつか挙げてみたいと思います。
- 目の疲れを軽減:
- モニターライトは、画面の周囲を明るくすることで、暗い環境での作業中に目の疲れを軽減します。画面の明るさと周囲の明るさの差が減り、目の負担が減るとされています。
- スペースの節約:
- モニターライトはモニターの上部に取り付けるため、デスクのスペースを占有しません。デスク上のスペースを有効に活用したい人にとって便利です。
- 調光機能:
- 多くのモニターライトには、明るさや色温度を調整できる機能が備わっています。これにより、個々のニーズや環境に合わせて最適な照明を設定できます。
- グレア防止:
- モニターライトは、画面に直接光を当てず、間接的にデスクを照らす設計になっているため、グレア(反射光)を防ぎます。これにより、画面の視認性が向上します。
- 取り付けが簡単:
- 多くのモニターライトはクリップ式で、簡単にモニターの上部に取り付けることができます。一部のモデルは、USBポートから電力を供給するため、追加の電源アダプタが不要です。
代表的な製品には、BenQの「ScreenBar」シリーズやXiaomiの「Mi Computer Monitor Light Bar」などがあります。
これらの製品は、機能性とデザイン性を兼ね備えており、多くのユーザーから高い評価を受けています。
モニターライト普及のきっかけ
モニターライトのジャンルが盛り上がった草分け的な製品としては、BenQの「ScreenBar」シリーズが挙げられます。
BenQ ScreenBarは、2018年頃に市場に登場しました。
この製品は、それまであまり普及していなかったモニター用のライトバーを一般に広めるきっかけとなりました。
特に、以下の特徴が評価されたと考えられます
先の項目の繰り返しになりますが
- 調光と色温度の調整:
- 明るさや色温度を簡単に調整できる機能が付いており、ユーザーが好みの照明環境を作り出せるようになっています。
- 自動調光機能:
- 周囲の明るさに応じて自動的に調光する機能を備えており、最適な明るさを常に保つことができます。
- グレア防止設計:
- モニター画面に直接光が当たらないように設計されており、反射や眩しさを抑えることで、目の疲れを軽減します。
- 省スペース設計:
- モニターの上部に取り付けるクリップ式のデザインで、デスクスペースを節約できます。
BenQのScreenBarはその革新的なデザインと機能性で、多くのユーザーに支持され今でもモニターライトといえばBenQというイメージが定着しています。
安価なモデルは数多くあるが。。。
BenQのScreenBarのヒットはその後、他のメーカーが類似の製品を開発・発売するきっかけとなりました。
特にネット界隈を騒がせたのは中国メーカーXiaomi(シャオミ)が発売した「Mi Computer Monitor Light Bar」です。
こちらの製品はBenQのScreenBarが現状約1万5千円という価格設定に対し、9000円を切る価格帯で売り出された大変安価ながら、性能に優れたコスパの良い製品でYouTuberなどを中心に多くの比較レビューがあがっております。
最近はさらに値下がりし、記事執筆時点で7380円で買えるようになっていました(リンク)
Amazonで名前も知らないメーカーのモニターライト買うよりは絶対これ買うべきですね。
BenQの従来のモデルは?
もちろんBenQも初期モデルからいくつかの派生モデルが発売されています。
モニターライトの草分けモデルです。
手元に有線接続のリモコンが追加されたモデルです。
新製品の発売とともに?どうやらディスコンになったようですね。
Plusでの有線接続リモコンが無線接続になったモデルです。
価格や詳しい詳細はAmazon等の販売ページを見てもらえるとより詳細に分かります。
アマゾン販売ページより
ScreenBar Pro ー新型モデルで何が変わった?ー
前置きが長くなりましたがいよいよ本題です。
「ScreenBar Pro」新型モデルで何が変わったのか深掘りしていきます。
自動点灯・消灯機能の導入
「ScreenBar Pro」の最も注目すべき新機能の一つが、自動点灯・消灯機能です。
自動点灯・消灯機能は、従来のモデルにはなかった新しい特徴であり、ユーザーの手間を大幅に減らし、より効率的な作業環境を構築することが可能です。
この機能によりリモコン操作が不要となり、操作性が大幅に向上しました。
従来の製品はモニター上部の小さなボタンに手を伸ばさないといけないとか、ワイヤレススイッチの操作性がイマイチだったりと調べていると何かと不満点があったんですよね。
具体的な機能としては内蔵されたモーションセンサーがユーザーの動きを検知し、近づくと自動的に点灯、離れると5分後に自動的に消灯します。
これにより、節電も可能ですね。
例えば、ちょっとトイレや飲み物を取りに離席しただけなのにモニターライトのON・OFF動作なんてしないですよね。
その後なんだかんだで離席し続けている間、煌々とモニターを照らし続けてたらなんか勿体無いですよね。
パソコンやモニターにスリープモード機能があるように、モニターライトにも自動点灯・消灯機能はあって当然だの機能だったと思います!気づくの遅いよBenQさん!!
より広い照明範囲
「ScreenBar Pro」は、従来のモデルよりも広い照明範囲を提供します。
中心部で1000ルクス以上、85×50cmの範囲で500ルクスを実現する設計により、デスク全体が均一に照らされます。
この広い照明範囲は、作業効率を向上させるだけでなく、目の疲れを軽減する効果もあります。暗い部分がなくなることで、画面の見やすさが向上し、長時間の作業でも快適さを維持できます。
これ1灯でも十分過ぎる明るさです。
自然に近い光 Rf>96の実現
「ScreenBar Pro」は、演色評価数(Rf)が96以上という高水準を達成しています。
光源がどれだけ自然光に近いかを評価する指標です。Rf値が高いほど、物体の色が自然に見えます。
Amazonとかでも大体Rf >95以上を謳っている製品は品質が高い印象です。
>97とかでもプロ向け価格すぎるので、>96もあれば十分過ぎると思います。
例えばこちらのカメラ用照明(SmallRig RC60B)などはRF値が96です。
詳細は省きますが似たような表記の仕方として「CRI」や「TLCI」などもあります
余談ですがこちらの製品(SmallRig RC60B)
今月カメラ界隈で有名な光の魔術師イルコさんがYouTubeやXで紹介したことで一時期品薄になりました。プロも使ってる機材でRf値は96です。いつか買おうと思ってたら注目度上がって値引き無くなった。。。
そういえばScreen Bar従来モデルの「Ra」表記から、Proでは「Rf」表記に変わってるんですね。最近のトレンドらしいですが。
高いRf値を実現することで、色の再現性が向上し、特にデザインや写真編集など、色の正確さが重要な作業において大きな利点があります。これにより、長時間使用しても目が疲れにくく、快適な作業環境を提供します。
クランプの改善
カラーバリエーションの追加 シルバーモデル
そして個人的に一番嬉しいのはシルバーモデルが追加されたことです!
いろいろ理由あげましたが発売してすぐ買った1番の理由はこれだったりしますww
設置イメージ
早速筆者のモニターに設置しています。
使用しているモニターは以前当ブログでも紹介したLGスマートモニター(LG 32SQ780S-W LG SMART Monitor)です。
31.5型の大型液晶ですが照射範囲が足りないと感じる事はありませんでした。
ホワイトのベゼルの液晶モニターなので、シルバーモデルは待ちに待った製品でした。
不満点や気になる点
今後さらに追加するかもしれませんが、現状感じているのは以下のとおりです。
- 自動点灯・自動調光時にタイムラグがある
- 自動調光を設定している際、自動点灯の際に一度明るくなってから暗転して照度を落としているのでワンテンポ遅れる印象です。
- 部屋の埃が目立つ
- ライトなので当然ですが、モニター周辺の埃が気になりますね。。。w
- LEDの発熱が心配
- 最大照度で点灯していると結構発熱があります。最大17年耐久性のある最高品質のLEDを使用しているとのことで大丈夫だと信じたいです。
- センター認識は必要十分
- 自動点灯・消灯のセンサー範囲は誤作動を気にするレベルではなくちょうどいい範囲に収まっている印象です。
- 従来モデルとの比較
- 従来のモデルと比較して、価格帯はそこまで高いわけではないので許容範囲かなと感じています。
- 手元リモコンがない
- 自動点灯・消灯機能が便利すぎて使う必要がないです。自動調光もいい塩梅で調整してくれます。
まとめ
まとめです。
「ScreenBar Pro」は、見た目の美しさだけでなく、機能面にもおいても現代のデスクセットアップにおいて欠かせないツールとなるでしょう。自動点灯・消灯機能、広い照明範囲、そして自然に近い高いRf値の光により、目に優しく、作業効率を向上させます。
特に、夜間や薄暗い環境での作業が多い方には、このモニターライトが大いに役立つことでしょう。
BenQの「ScreenBar Pro」を導入することで、より快適で健康的なデスク環境を実現してください。
この記事が「ScreenBar Pro」の購入の検討になれば幸いです。
「ScreenBar Pro」の詳細については、BenQの公式サイトやAmazon・楽天市場BenQ公式公式ショップでご確認いただけます。最新のテクノロジーを搭載したこの製品を、ぜひお試しください。
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